「頭金0円で新車に乗りたい」
「税金も車検もまとめて、毎月いくらかハッキリさせたい」
「でも、将来の免許返納や途中解約も不安…」
こういったニーズがあるときに候補に上がりやすいのが「SOMPOで乗ーる」です。
国産・輸入車あわせて約300車種から選べて、
契約期間も1〜9年まで細かく指定できるカーリース(車のサブスク)として人気があります。
一方で、
- 走行距離制限はどのくらい?
- 中途解約は本当にできない?
- 「免許返納オプション」や「中途解約オプション」はどこまで守ってくれる?
など、細かいところは少しわかりづらい部分も多いです。
この記事では、公式サイトと最新の解説記事をもとに、
- SOMPOで乗ーるの基本仕様(期間・距離・料金の考え方)
- 3つのメンテナンスプランの違い
- 免許返納オプション・中途解約オプション・残価保証オプション
- 任意保険の扱いと等級の引き継ぎ
- メリット・デメリット
- 向いている人 / 向いていない人
をまとめていきます。
この記事でわかること
- SOMPOで乗ーるがどんなカーリース(定額サービス)なのか
- 契約期間・走行距離・メンテナンスプランの選び方
- 免許返納オプション・中途解約オプションの中身と注意点
- 残価保証オプションで何がカバーされるのか
- 任意保険をどう組み込むか、等級をどう引き継げるか
- 他社と比べたときの「強み」と「弱み」
- どんな人がSOMPOで乗ーる向きなのか
SOMPOで乗ーるとは?

SOMPOで乗ーるは、SOMPOグループとオリコカーライフが連携して提供している
クルマの定額サービス(カーリース)です。
- 国産車・輸入車どちらも選べる
- 頭金0円・ボーナス払いなしで契約できる
- 契約期間は1〜9年を1年刻みで選べる
といった点が、公式サイトでも強く打ち出されています。
国産+輸入車 約300車種を選べる
SOMPOで乗ーるの大きな特徴が、車種ラインナップの広さです。
- 国産・輸入車あわせて約300車種
- 高級車からコンパクトカーまで幅広く掲載
- メーカー・予算・月額などから絞り込み検索が可能
「トヨタ・日産・ホンダなどの国産メーカーだけでなく、輸入車もリースで検討したい」という人には相性が良いラインナップになっています。
契約期間・走行距離・料金の基本ルール
契約期間:1〜9年、メインは3年・5年・7年・9年
SOMPOで乗ーるでは、契約期間を1〜9年の範囲で選べます。
サイト上のシミュレーションでは、特に3年・5年・7年・9年のパターンがよく提案されています。
- 3年ごとに新車に乗り換えたい
- 5年くらいでライフステージが変わるかも
- 7〜9年は同じ車に乗り続けたい
といったライフプランに合わせて、契約年数を調整できるイメージです。
走行距離:月500〜3,000kmから選択
月額料金は、以下のような条件で変わります。
- 車両のグレード
- リース期間(3年・5年・7年・9年など)
- 月間走行距離(500 / 1,000 / 1,500 / 2,000 / 3,000km)
- 装備(ナビ・ETC・バックカメラ・フロアマットなど)
- メンテナンスプランの種類
- オプション(免許返納・中途解約・残価保証 など)
契約で決めた距離を超えた場合は、1kmあたりの超過料金が発生します(単価は車種・プランによって変動)。
日常の使い方が、
- 月500〜1,000kmくらい → 近所メイン
- 月1,500〜2,000km → 通勤+週末ドライブ多め
- 月3,000km近い → かなりの長距離派
といった感覚になります。
自分の走行距離をざっくり把握してからシミュレーションするといいですね。
3つのメンテナンスプラン

SOMPOで乗ーるには、3種類のメンテナンスプランがあります。
シンプルプラン
いちばんベースになるプランです。
- 車両代・登録諸費用
- 自動車税・自賠責保険・重量税
といった、車を持つうえで最低限必要なコストがまとまっています。
「メンテナンスは行きつけの整備工場でやるから、自分でコントロールしたい」という人向けですね。
ライトメンテプラン
シンプルプランの内容に加えて、
- 定期点検(12ヶ月点検など)
- オイル・オイルエレメント
- 一部の消耗品交換
といったものが含まれる、ちょっと安心寄りのプランです。
「基本的なメンテはまとめておきたいけれど、タイヤやバッテリーは自分で選びたい」
といった人に合います。
フルメンテプラン
フルメンテプランは、その名のとおりほぼ全部入りです。
- シンプル+ライトメンテの内容
- タイヤ交換
- バッテリー交換
- ブレーキ関連部品 など
まで広くカバーされています。
車の維持費を徹底的に月額にまとめたい人向きですね。
「車のことはとにかく全部お任せしたい」「急な出費が嫌なので、できるだけ予算を固定したい」という場合は
フルメンテを選ぶと安心度が上がります。
オプション:免許返納・中途解約・残価保証
SOMPOで乗ーるの特徴は、数々のオプションです。
免許返納オプション
将来、免許返納を考えている人向けに用意されているのが、「免許返納オプション」です。
- 月額 1,100円〜(税込)
- 契約者が運転免許証を返納する
- 規定条件を満たしている
といった条件を満たすことで、免許返納時に中途解約金なしで解約できるオプションです。
「マイカーは欲しいけれど、数年後には免許返納するかも…」という高齢ドライバーやその家族にとって、
心理的なハードルをかなり下げてくれる仕組みになっています。
中途解約オプション
もうひとつが、「中途解約オプション」です。
- 5年・7年・9年リースで加入可能(3年リースは対象外)
- 輸入車は7年以上のリース期間の場合のみ加入可能
- いつでも解約できる “完全フリー” ではなく、5年以下のプランは契約開始から3年目以降、6年以上のプランは契約満了2年前以降といった「解約できるタイミング」が決められている
という仕組みです。
つまり、「中途解約オプション=いつでも好きなときに0円で解約」ではない点には注意が必要です。
残価保証オプション
長期リースで気になるのが、リース終了時の車の価値(残価)です。
SOMPOで乗ーるには、「残価保証オプション」も用意されています。
このオプションを付けることで、返却時に査定額が想定より下がっていた場合、
車両状態が基準内なら、その差額をSOMPO側が負担といった形で、
返却時の残価リスクを抑えることができます。
任意保険(自動車保険)関係
SOMPOで乗ーると自動車保険の関係
SOMPOで乗ーるでは、リース契約に任意保険を組み込むことが可能です。
車両本体+任意保険をセットで、管理毎月の支払いをひとまとめにできるというメリットがあります。
等級(ノンフリート等級)の引き継ぎ
SOMPOで乗ーるを利用するうえで大事なのが、等級(ノンフリート等級)の扱いです。
一定の条件を満たす場合、 リース契約に組み込んだ自動車保険の等級を、別のクルマに引き継ぐことが可能です
「リースを終えたあと、次の車でも今の等級を引き継ぎたい」という人にとっては、保険料を抑えやすい仕組みになっています。
SOMPOで乗ーるのメリット
ここまでの内容をふまえて、SOMPOで乗ーるの主なメリットを整理します。
メリット① 国産+輸入車 約300車種から選べる
- 国産車だけでなく、輸入車もラインナップ
- 約300車種から選べるカタログ的なサイト構成
「国産ミニバンと輸入SUVを同じ土俵で比較したい」
「いつか輸入車にも乗ってみたい」
といった人にとって、選択肢の広さは大きな強みです。
メリット② 頭金0円・ボーナス払いなしで新車に乗れる
- 頭金0円
- ボーナス払いなし
- 月額1万円台〜から新車に乗れるプランも用意
大きな初期費用を用意しなくても、新車に乗り始められる点は、ローン購入に比べたときのわかりやすいメリットです。
メリット③ 3つのメンテナンスプランで「予算の管理」がしやすい
「どこまで定額に含めるか」を自分で調整できるので、
「月々の支払いをとにかく抑えたい」や「多少高くても、突発的な出費を避けたい」
という好みに合わせやすい構成になっています。
メリット④ 免許返納オプション・中途解約オプションがある
- 免許返納オプション:免許返納時に中途解約金なしで解約が可能(条件あり)
- 中途解約オプション:一定の期間が経過すれば、中途解約がしやすくなる仕組み(解約できるタイミングに制限あり)
「免許返納を視野に入れている高齢ドライバー」や、
「5〜9年契約だけれど、状況が変わったときの逃げ道も欲しい人」には心強いオプションです。
メリット⑤ 残価保証オプションで返却時のリスクを抑えられる
残価保証オプションを付けておけば、
返却時に査定額が下振れしたときの負担を抑えやすくなります。
「リセールバリューまで読めない」「相場変動が不安」という人にとって、精神的な保険として機能してくれます。
メリット⑥ 保険の等級を引き継げる
リースに組み込んだ自動車保険の等級を、別のクルマに引き継げる条件が用意されています。
カーリース利用中も、しっかりと等級を育てておきたい人にとっては、長期的に保険料を抑えられるポイントです。
SOMPOで乗ーるのデメリット・注意点
メリットだけでなく、気をつけておきたい部分も整理しておきます。
デメリット① 走行距離制限を超えると追加料金がかかる
契約プランごとに月500〜3,000kmの走行距離制限があり、これを超えると一定の超過料金が発生します。
毎月1,500〜2,000km以上走るような長距離派や、仕事で高速道路をよく使う人は、距離設定を慎重に決める必要があります。
デメリット② 中途解約はオプションなしだと原則NG
SOMPOで乗ーるは、基本的には途中解約を想定していない仕組みです。
- オプションを付けない場合 → 原則として中途解約不可
- どうしても解約する場合は、残リース料などをもとにした中途解約金が発生
というのが一般的な運用なので、「数年後にどうなるかわからない」という人は、
免許返納オプションや中途解約オプションも含めて検討したほうが安全です。
デメリット③ 中途解約オプションにも「解約できるタイミング」の制限がある
中途解約オプションは、「いつでも自由に解約できる」というものではありません。
- 5年以下のプラン → 契約開始から3年目以降
- 6年以上のプラン → 契約満了の2年前から
といった条件があり、それより前だと結局は通常の中途解約扱いになります。
デメリット④ オプションを盛ると、月額はそれなりの金額になる
フルメンテプラン、残価保証オプション、中途解約オプション、免許返納オプション…
といったものを全部のせに近い形で付けていくと、安心感は高い反面、月額はそれなりに上がります。
「安心オプションをどこまで付けるか」は、
他社リースや自動車ローンとトータルコストで比較しながら決めるのがおすすめです。
SOMPOで乗ーるが向いている人・向いていない人
向いている人
SOMPOで乗ーるは、こんな人に向いています。
- 国産車だけでなく、輸入車も候補に入れたい
- 頭金0円・ボーナス払いなしで新車に乗りたい
- 税金・車検・メンテ費をできるだけ月額にまとめたい
- 走行距離は月1,000〜2,000km前後に収まりそう
- 将来の免許返納やライフスタイルの変化に備えて、オプションでリスクを減らしておきたい
- 保険の等級も育てながら、長くクルマに乗りたい
向いていない/他サービスも検討したい人
一方で、次のような人は、他のカーリースやローン購入も含めて比較したほうがよさそうです。
- 月2,000〜3,000km以上の長距離をコンスタントに走る
- 「いつでも自由に解約できるサブスク」をイメージしている
- とにかく月額最安にこだわりたい(オプションはほぼ不要なタイプ)
- 数年以内に転勤・転職・家族構成の変化が起きる可能性が高い
このあたりに当てはまる場合は、
- 距離制限ゆるめのカーリース
- 解約自由度の高いサブスク型サービス
- 残価設定ローン+購入
などと比較して、自分のライフプランに一番合うものを選ぶのが安全です。
まとめ:SOMPOで乗ーるは「オプションでリスクを調整できる」総合型カーリース

最後に、SOMPOで乗ーるのポイントをもう一度まとめます。
- 国産+輸入車 約300車種から選べる
- 頭金0円・ボーナス払いなしで、新車に定額で乗れる
- 契約期間は1〜9年(3・5・7・9年が中心)
- 月500〜3,000kmの走行距離から選べる
- シンプル/ライト/フルの3メンテプランで、定額の範囲を調整できる
- 免許返納オプション・中途解約オプション・残価保証オプションが用意されている
- 任意保険を組み込みつつ、等級を引き継いでいくことも可能
その一方で、
- 距離制限を超えると追加料金がかかる
- オプションを付けない場合、中途解約は原則NG
- 中途解約オプションも「解約できるタイミング」に制限がある
- オプションを盛りすぎると月額が重くなりやすい
といった注意点もあります。
ざっくり言えば、
「新車に安心して乗りたいけれど、将来のリスクもある程度コントロールしておきたい人向けの、総合力の高いカーリース」というポジションにいるサービスです。
あとは、
- どの車種で
- 何年契約にするか
- 月何kmくらい走るか
- メンテ・オプションをどこまで付けるか
この4つをイメージしながら、実際に公式サイトでシミュレーションしてみると、具体的な比較ができるはずです。
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「結局どれがいいの?」
と悩むのがカーリースの難しいところですよね。
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