車を持とうと考えたとき、多くの初心者が不安に感じるのは「結局、車っていくらかかるの?」という点ではないでしょうか。
ただ、実際に車を持ち始めた人の話を聞くと、本当に困ったのは「合計金額」よりも、こんな声が多いです。
- ある日いきなり税金の通知が来た
- 車検の年に、想像以上の出費が重なった
- 毎月は安く見えていたのに、気づいたらお金が出ていっていた
つまり、初心者がつまずきやすいのは「いつ・何に・どれくらいのお金が出ていくのか分からない」ことです。
ネットで調べると、「年間◯万円かかる」「維持費は高い」といった情報はたくさん出てきます。
でも、それだけ見ても、
- そのお金はいつ払うの?
- 毎月なの?年1回なの?
- ある年だけ高いの?
という疑問は解決しません。
そこでこの記事では、車の維持費を「1年の流れ」で整理し、
- 毎月かかるもの
- 年に1回かかるもの
- 車検の年にまとめてかかるもの
- 突然かかる可能性があるもの
を、初心者向けに分かりやすく解説します。
「車を持つ=お金がかかって怖い」と感じている人ほど、先に全体像を知っておくだけで不安はかなり減ります。
まずは、車の維持費にはどんな種類があるのか、全体像から見ていきましょう。
車の維持費は「毎月・年1回・数年に1回」に分けて考えると分かりやすい

車の維持費が分かりにくい最大の理由は、すべてのお金が同じタイミングでかかるわけではないからです。
初心者の方は、まずこの考え方を押さえてください。
車の維持費は
- 毎月かかるもの
- 年に1回かかるもの
- 数年に1回まとめてかかるもの
に分けて考えると、一気に分かりやすくなります。
一緒に順番に見ていきましょう。
① 毎月かかる維持費
毎月かかる維持費は、金額が小さく見えやすい反面、1年で見ると意外と大きくなるのが特徴です。
代表的なものは、
- ガソリン代
- 駐車場代
- 任意保険(年払いでも、実質は月割り)
- ローンやカーリースの月額
これらは「毎月当たり前に払うもの」なので、最初はあまり負担に感じない人も多いです。
ただし、「毎月1万円くらいだから大丈夫」と思っていても、1年で12万円になります。
初心者の方ほど、毎月の支出を軽く見がちです。月額で考えるクセをつけておくと、後悔しにくくなります。
② 年に1回かかる維持費(忘れた頃に来る)
次に、初心者が一番びっくりしやすいのが年に1回だけ、まとめて請求されるお金です。
代表的なのが、
- 自動車税(毎年4〜5月ごろ)
- 任意保険の更新(年払いの場合)
- 年1回の点検・メンテナンス費用
このタイプの出費は、普段は意識しなくていい分、通知が来たときに「え、こんなに?」と感じやすいです。
特に自動車税は、「車を持っているだけで必ずかかるお金」なので、初心者の方は最初に知っておくべきポイントです。
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③ 数年に1回まとめてかかる維持費(車検の年)
車の維持費で、一番お金が出ていくタイミングがこのゾーンです。
- 車検費用
- 重量税
- 印紙税
- 消耗品交換(タイヤ・バッテリーなど)
これらは主に「車検の年」に重なります。
車検はいつくる?
さらに初心者が混乱しやすいのが、「車検はいつ行けばいいの?」という点です。
車検はざっくり言うと、次の周期でやってきます。
- 新車(自家用)の初回車検:3年目
- それ以降:2年ごと (※車の種類や用途によって例外はありますが、一般的な乗用車はこのイメージでOK)
車検は「車検満了日(有効期間の最終日)」までに通す必要があります。
そして実務上は、満了日のギリギリではなく、少し早めに動くのが安心です。
目安としては、満了日の1か月前〜遅くとも2週間前には見積もりを取って予約しておくと、焦らずに済みます(混む時期だと予約が取りにくいこともあります)。
普段は月々そこまで負担を感じていなくても、車検の年だけ急に出費が増え、「車ってこんなにお金かかるの?」と感じてしまう原因になります。
ただ、実際には高くなったというより、数年分の費用が一度に見えているだけというケースも多いです。
だからこそ、車検費用は「車検の月に払う一括の出費」ではなく、普段から月割りで備えておくと気持ちがラクになります。
車検は「いつ行くか」を早めに決めておくだけで、費用の比較(ディーラー・整備工場・車検専門店)もしやすくなります。満了日が近くなるほど選択肢が減りやすいので、早め行動が結局いちばんお得です。
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④ 突発的にかかる可能性がある維持費
最後に、必ずではないけれど、起きたら避けられない出費もあります。
- 故障や修理
- パンクやバッテリー上がり
- 事故による自己負担
これらは金額もタイミングも予測しにくいので、初心者の方ほど不安に感じやすい部分です。
ただし、「起きるかもしれないもの」まで含めてあらかじめ知っておくだけで、心構えはかなり変わります。
まずは「流れ」を知ることが大事
ここまでをまとめると、こんな感じ。
- 毎月:じわじわ減っていくお金
- 年1回:忘れた頃に来るお金
- 数年に1回:一気に出ていくお金
- 突発:起きたら対応するお金
初心者のうちは、「年間でいくらかかるか」よりも、「いつ、どんなお金が動くのか」を把握することの方が重要です。
次に、この中でも特に見落としやすい「毎月かかる維持費」を、具体的な項目ごとに詳しく見ていきます。
【毎月】必ずかかる維持費(初心者が見落としがち)

車の維持費で、初心者がいちばん油断しやすいのが「毎月かかるお金」です。
税金や車検はイベントなので意識しやすい一方、毎月の出費は少額に見えて、気づいたら積み上がっていることが多いからです。
ここでは、ほぼ全員に関係する「毎月の維持費」を、現実的な順番で整理します。
① ガソリン代(走る人ほど差が出る)
ガソリン代は、走行距離が増えるほど直線的に増えます。
初心者の方は「燃費がいい車を選べばOK」と思いがちですが、実際は
- 通勤で毎日乗る
- 週末に遠出が多い
- 渋滞が多い(街乗り中心)
など、使い方で結構差が出ます。
ここは「月何kmくらい走るか」をざっくり把握しておくだけで、維持費の読みが一気に楽になります。
もし年間トータルを先にざっくり掴みたい場合は、こちらの記事(シミュレーション付き)が便利です。
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② 駐車場代(地域差が大きい固定費)
駐車場代は、完全に地域差が出る固定費です。
家に駐車場がある人は0円ですが、借りる人は毎月かかります。
ポイントは「車を買ってから探す」のではなく、先に月額を確定させておくこと。
駐車場代は毎月必ず出ていくので、家計の圧迫感が出やすいのもここです。
③ 任意保険(実質“毎月”の固定費)
任意保険は、年払い・月払いなど支払い方はいろいろですが、家計としては毎月の固定費として見ておくと失敗しません。
初心者がつまずくのはここで、
- 保険ってそもそも何?
- 何を付ければいいの?
- 車両保険って必要?
と混乱しがちです。
超初心者向けにゼロから整理した記事があるので、保険が不安な人はまずここを読んでおくと理解が一気に進みます。
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維持費の相談で多いのが「税金より保険が意外と高かった」というケース。保険は“毎月の固定費”として最初に予算化しておくのが安心です。
④ ローン・カーリースの月額(支払い方法で見え方が変わる)
車を買うときにローンを組んだ場合、当然ながら返済が毎月発生します。
また、カーリースの場合も月額の支払いが発生します。
ただし、ここで大事なのは「月額が同じでも、含まれているものが違う」という点です。
ローンは基本的に“車両代の分割払い”で、税金・車検・保険などは別でかかります。
一方でカーリースは、税金や車検費用が含まれているプランも多く、「支払いがまとめられている」ことが多いです。
どちらが得かは使い方次第なので、もし購入方法で迷っているなら、こちらの比較記事がオススメ。
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⑤ 洗車・消耗品(小さいけど積み上がる)
月々の出費として見落とされがちなのが、洗車・ワイパー・ウォッシャー液などの細かい消耗品です。
金額は小さくても「いつの間にか」積み上がるので、初心者は月数千円の予備費として見ておくと安心です。
【年1回】忘れた頃に来る維持費(自動車税・保険更新など)

毎月の支出は予想しやすい一方で、初心者がびっくりしやすいのが「年1回の出費」です。
代表格は自動車税。これを知らないまま車を持つと、春〜初夏に突然通知が来て焦りやすいです。
① 自動車税(普通車)/軽自動車税(軽)
普通車と軽自動車では、税金の仕組みや月割りの考え方が違います。
「いつからかかる?」「名義変更・乗り換え・手放すときの考え方」もセットで理解したい人は、こちら
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② 任意保険の更新(年払いだと一気に出る)
任意保険を年払いにしていると、更新月にまとまった金額が出ます。
月払いに比べると家計管理はラクですが、「更新月だけ高い」と感じやすいので注意です。
保険がよく分からない人は、ここで一度立ち止まってOK。
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税金と保険更新が重なる月は、体感的に“車って高い…”になりやすいです。
月割りで積み立てておくといいでしょう。
【車検の年】一気にお金が出ていくタイミング(車検費用+税金+印紙税)

車の維持費が高い」と感じる最大のタイミングが、車検の年です。
理由はシンプルで、普段はバラバラに支払っているお金が、車検のタイミングで一度に見える形で支払うことになるからです。
車検の年にかかりやすい主な費用は、次の3つです。
① 車検基本費用(点検・整備・代行など)
車検の基本費用には、点検や整備、手続きの代行費用などが含まれます。
この金額は、ディーラー・整備工場・車検専門店など、どこで車検を受けるかによって差が出ます。
また、車の状態によっては追加整備が必要になり、その分の費用が上乗せされることもあります。
② 重量税
重量税は、車検のタイミングでまとめて支払う税金です。
車の重さや年式によって金額が決まっており、車検費用の中に含まれて請求されるのが一般的です。
③ 印紙税
印紙税は、車検の手続きにかかる費用です。
金額自体は大きくありませんが、「何の費用か分かりにくい」ため、初心者が戸惑いやすいポイントのひとつです。
これらの費用に加えて、車検の年はタイヤやバッテリーなどの消耗品交換が重なりやすく、出費が一気に増えたように感じやすくなります。
ただし実際には、車検の年だけ特別にお金がかかっているというよりも、数年分の費用が一度に表に出ているだけというケースが多いです。
そのため、「車検=税金と整備費用がまとめてかかる年」と理解しておくと、維持費のイメージがしやすくなります。
【突発】予想できないけど避けられない出費(修理・消耗品)

ここまで読んで、「毎月・年1回・車検の年」はだいぶイメージできたと思います。
初心者が最後に不安になるのが、いつ起こるか分からない突発的な出費です。
これは正直、金額もタイミングも読めません。
ただし、「何が起こりやすいか」を知っておくだけで、心構えはかなり変わります。
① タイヤ交換(意外と高い)
タイヤは消耗品なので、いつか必ず交換が必要になります。
- 走行距離
- 年数(溝が残っていても劣化する)
- 夏タイヤ/スタッドレス
など条件次第ですが、想像するより高く感じやすい出費です。
車検の年に重なると、「一気にお金が出た」と感じる原因にもなります。
② バッテリー交換(突然来る)
バッテリーは、前触れなく限界が来ることが多いです。
エンジンがかからなかったり、警告灯が出たりなど、ある日突然発生します。
金額は車種によりますが、「ある日いきなり数万円」というケースも珍しくありません。
③ 修理費(故障・トラブル)
年式が古くなるほど、修理の可能性は上がります。
例えば、エアコン、センサー系、電装系などです。
初心者にとっては「何の修理か分からないけどお金がかかる」状態になりやすく、不安が一番大きいゾーンです。
突発出費は起きたら不運ではなく、いつか起きるものとして割り切りましょう。
月々少しずつ備えておくと、精神的にかなりラクになります。
初心者がラクになる考え方|維持費は「月割り」で考える

ここまで見てきたように、車の維持費は「まとめて来る」「突然来る」ものが多いです。
だから初心者におすすめなのが、すべての維持費を月割りで考えることです。
「年に◯万円」ではなく「月に◯円」
たとえば、自動車税、任意保険(年払い)、車検費用、タイヤやバッテリーなど。
これらを「来たら払う」ではなく、最初から月々に割って積み立てるイメージにすると、負担感が一気に下がります。
そうすると、
- 毎月の家計が見える
- 急な出費に焦らなくなる
- 「車って高い…」と感じにくくなる
というメリットがあります。
月額にまとめたい人は「支払い方法」も検討材料
維持費の管理が不安な人は、税金、車検、メンテナンスが月額に含まれる支払い方法(カーリースなど)を検討するのも一つの考え方です。
もちろん向き不向きはありますが、「出費のタイミングが怖い」という初心者にとっては、支払いを平準化できるというメリットがあります。
購入方法ごとの考え方は、こちらの記事で詳しく整理しています。
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まとめ|「いくら」より「いつ」を知っておけば、車は怖くない

車の維持費は、合計金額だけを見ると不安になりがちです。
でも実際には、
- 毎月じわじわ、かかるもの
- 年に1回まとめて来るもの
- 車検の年に一気に出るもの
- たまに起きる突発出費
という「流れ」があるだけです。
この流れを知っていれば、車を持つこと自体が怖くなる必要はありません。
もし今、「車を持ちたいけどお金が不安」「本当に維持できるか分からない」と感じているなら、まずは年間トータルをシミュレーションして、自分の生活に合うかを確認してみてください。
初心者向けに、年間の維持費をざっくり把握できる記事(シミュレーション付き)も用意しています。
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素敵なカーライフを。では。