「レギュラー・ハイオク・軽油って何が違うの?」
って思いませんか?
ガソリンスタンドに行くと当たり前のように並んでいますが、
- どれを入れれば正解なのか
- 値段が違う理由は何なのか
- 間違えて入れたらどうなるのか
これをきちんと理解しないまま給油している人は、実はかなり多いです。
特に初心者の方ほど、
- 「軽自動車だから軽油でいいんだよね?」
- 「ハイオクって入れたほうがエンジンに良さそう」
といった よくある誤解をしたまま、不安を抱えているケースも少なくありません。
実際、燃料の入れ間違いはエンジン故障につながることもあり、修理費が数十万円になることもあります。
とはいえ、この問題は 一度しっかり整理すれば、もう迷うことはなくなります。
この記事では、車初心者の方でも理解できるように、
- まず「一目でわかる早見表」を提示
- そのあとで「それぞれの燃料を少し詳しく解説」
- 最後に「結局どれを選べばいいのか」
という順番で、専門用語をできるだけ使わずに説明していきます。
「なんとなく不安」「今さら聞けない」と感じている人ほど、
ぜひ最後まで読んでみてください。
この記事でわかること
- レギュラー・ハイオク・軽油の違いを一目で理解できる早見表
- それぞれの燃料をどんな車に使うのか
- なぜ価格に差があるのか
- 間違えて入れた場合、車に何が起こるのか
- 自分の車に入れる燃料を確実に見分ける方法
- 初心者が迷わないための結論と考え方
レギュラー・ハイオク・軽油の違いを一目で比較

まずは細かい説明に入る前に、「結局なにがどう違うのか」 を一発で把握できる早見表。
初心者の方は、まずはこの表だけ理解できればOK です。
| 種類 | 使う車 | 価格の目安 | 燃料の正体 | 間違えたら? |
|---|---|---|---|---|
| レギュラー | 多くの普通車・軽自動車 | 安い | ガソリン | 基本問題なし(指定車ならOK) |
| ハイオク | 高性能エンジン社・指定車 | 高い | ガソリン(品質が高い) | レギュラー車に入れてもOK |
| 軽油 | ディーゼル車 | 一番安い | ガソリンではない | ガソリン車に入れると故障 |
ここで、超重要なポイント を先に押さえておきます。
【ポイント① 】レギュラーとハイオクは「どちらもガソリン」
名前が違うので別物に感じますが、レギュラーとハイオクはどちらもガソリン です。
違いはあとで詳しく説明しますが、
燃え方の特性とエンジンへの適性が違うだけで、レギュラーとハイオクは、軽油とは完全に別物 です。
【ポイント②】 軽油は「軽自動車用」ではない
初心者が一番やりがちな勘違いがこれです。
軽自動車 だから軽油ではなく、軽油はディーゼル車に入れるものです。
「軽」という字が入っていますが、軽油は軽自動車とは無関係 です。
軽自動車でも、ほとんどはレギュラーガソリン を使います。
【ポイント③ 】一番ヤバいのは「ガソリン車に軽油」
燃料の入れ間違いで本当に危険なのはこのパターン 。
- ガソリン車に軽油 → エンジン停止・修理費高額
- ディーゼル車にガソリン → 同じく深刻
一方で、「レギュラー車にハイオク」や「ハイオク車にレギュラー」は「すぐ壊れる」ケースは少なく、深刻度は全然違います。
ここまでで、「レギュラー・ハイオク・軽油は、何が違って、どれが危険なのか」の全体像はつかめたはずです。
レギュラーガソリンとは?どんな車に使う?

レギュラーガソリンは、日本で一番使われている、いわば「標準の燃料」 です。
普段街で走っている車のほとんどは、このレギュラーガソリンを使っています。
レギュラーガソリンを使う車
基本的には、次のような車です。
- 軽自動車(※ディーゼルを除く)
- コンパクトカー(ヤリス、フィット、ノートなど)
- ミニバン(シエンタ、フリードなど)
- 一般的なSUV・セダン
「普通の車」だと思っているものは、ほぼレギュラー と考えてOKです。
実際、車の取扱説明書や給油口にも「無鉛レギュラー」と書かれているケースが大半です。
なぜレギュラーは一番安いの?
レギュラーガソリンが安い理由はシンプルです。
- 使用車種が多い
- 需要が圧倒的に多い
- 精製コストが比較的低い
この3点が揃っているからです。
つまり、大量に使われる → 大量に作られる → 価格が抑えられるという構造です。
「安い=質が悪い」というわけではありません。
「レギュラー=性能が低い」ではない
よくある誤解がこれです。
「ハイオクの方が高性能だから、
レギュラーはエンジンに悪いんじゃない?」
答えは NO です。
レギュラー指定の車は、レギュラーで最適に燃え、レギュラーで最大の性能を発揮するように最初から設計 されています。
ハイオクを入れたからといって、馬力が上がったり、燃費が良くなったりすることは、ほとんどありません。
レギュラー車にハイオクを入れても大丈夫?
結論:壊れません。問題もほぼありません。
ただし、効果はほぼ感じられない上、コストだけが上がるという結果になりやすいです。
なので、レギュラー指定車は、素直にレギュラーを入れるのが正解 です。
レギュラーとハイオクの違いのまとめ
細かい話は置いといて
- レギュラー:一般向け・標準設計
- ハイオク:高性能エンジン向け・指定車用
- 指定されていない限り、無理にハイオクを選ぶ必要はない
これだけ覚えておけばOKです。
ハイオクとは?なぜ高い?入れないとダメな車

ハイオクは、一部の車だけが必要とする「高性能エンジン向けのガソリン」 です。
「高い=なんとなく良さそう」というイメージを持たれがちですが、実は 誰にでも必要な燃料ではありません。
レギュラーとハイオクは何が違うの?
ハイオクとレギュラーの一番大きな違いは、オクタン価 という数値です。
簡単にいうと、オクタン価が高いと、エンジン内部で「異常燃焼(ノッキング)」が起きにくいという性質があります。
ハイオクは、このオクタン価が高く設定されているため、
- 高回転
- 高出力
- ターボ付き
- 圧縮比が高い
といった エンジンに負荷がかかりやすい車 でも、安定して燃えるように作られています。
なぜハイオクは高いの?
ハイオクが高い理由は主に3つです。
- 精製・添加工程が多い
- 需要がレギュラーより少ない
- 高性能車向けの少量生産
そのため、同じガソリンでもリッターあたり10円前後高くなることが多いです。
ハイオクを入れないとダメな車とは?
ここが一番大事なポイントです。「ハイオク指定車」 と書かれている車は、必ずハイオクを入れる必要があります。
代表的な例としては、
- スポーツカー(GR86、スープラ、シビックType R など)
- 高性能セダン
- 一部の輸入車
- ターボ付きで高出力な車
こういった車は、
- レギュラーだと本来の性能が出ない
- ノッキングが起きやすくなる
- エンジン保護のため制御が入る
といった理由で、ハイオクが指定されています。
ハイオク指定車にレギュラーを入れるとどうなる?
結論:すぐ壊れるわけではありません。
最近の車は賢いので、エンジン制御で出力を落としたり、異常燃焼を避けるよう調整して自己防衛をします。
ただし、パワーや燃費が悪くなったり、長期的見るとエンジンに負担がかかるといったデメリットは確実にあります。
「一度間違えた」なら致命的ではないけど、常用するのはおすすめできない」というのが結論です。
レギュラー車にハイオクを入れる意味はある?
【結論】問題はないが効果もほぼなし
燃費が良くなる・パワーが上がるといった体感は、ほとんど期待できません。
ただコストが上がるだけ。
ハイオクは「必要な車だけの燃料」
まとめると、
- ハイオクは「高級ガソリン」ではない
- 高性能エンジンを守るための専用燃料
- 指定されていない車には基本不要
というものです。
「ハイオクの方が良さそうだから」という理由で選ぶと、ただ維持費が上がるだけ になりやすいので注意しましょう。
軽油とは?軽自動車用じゃない理由

まず最初に、一番多い勘違いから。
「軽油 = 軽自動車用」これは完全に誤解です。
軽油は「軽い車のための燃料」ではありません。
軽油とは何の燃料?
軽油は、ディーゼルエンジン専用の燃料 です。
つまり、
- ガソリン車 → レギュラー or ハイオク
- ディーゼル車 → 軽油
というエンジンの種類で使い分ける燃料です。
車のサイズや排気量、「軽自動車か普通車か」は関係ありません。
なぜ「軽油=軽自動車」と勘違いされるのか?
理由はシンプルで、
- 名前に「軽」という字が入っている
- 軽自動車は維持費が安い
- 軽油はガソリンより安い
このイメージが全部混ざってしまっているからです。
でも実際は、軽自動車のほとんどはガソリン車で、軽油を使う車はディーゼル車です。
ディーゼル車ってどんな車?
ディーゼル車の特徴はこんな感じ。
- 燃料は軽油
- トルクが強い(坂道・荷物に強い)
- 燃費が良い
- 長距離走行向き
代表的な車だと、
- ランドクルーザー(ディーゼル)
- ハイエース(ディーゼル)
- CX-5 / CX-8(ディーゼル)
- 一部の輸入車(BMW、ベンツなど)
などがあります。
逆に、普通の軽自動車・コンパクトカー・ミニバンの多くはガソリン車です。
軽油はなぜ安いの?
ガソリンより軽油が安い理由は、主に2つ。
- 税金が安い
- 精製工程がガソリンよりシンプル
そのため、
リッターあたり20円前後安いこともあります。
ただし、安いからといって入れていいわけではありません。
ガソリン車に軽油を入れるとどうなる?
【結論】ガソリン車に軽油を入れると、ほぼ確実にトラブルになります。
起きやすい症状は、
- エンジンがかからない
- 白煙・黒煙が出る
- 異音がする
- 最悪、エンジン内部が損傷する
特に走行してしまうと、修理費が数十万円コースになることもあります。
これは、ガソリンと軽油は燃え方がまったく違うのと、点火方式が違うという構造上の問題です。
ディーゼル車にガソリンを入れた場合は?
【結論】かなり危険です。
- 燃料ポンプや噴射装置が壊れる
- 潤滑不足で部品が焼き付く
- こちらも高額修理になりやすい
軽油とガソリンは、絶対に入れ替えてはいけない組み合わせだと思ってください。
【まとめ】軽油は「軽い車用」ではない
整理すると、
- 軽油はディーゼル車専用
- 軽自動車の多くはガソリン
- 名前に惑わされると危険
- 間違えると修理費が高額になりやすい
特に、レンタカー・カーシェア・家族の車を借りたときは要注意です。
間違えて入れたらどうなる?【種類別】

まず結論から言います。燃料の入れ間違いは、組み合わせによって「問題ないもの」と「即トラブルになるもの」があります。
「全部ダメ」ではありません。
間違えた場合の結論早見表
| 入れた組み合わせ | 走行できる? | 影響・結論 |
|---|---|---|
| レギュラー車にハイオク | 〇 | 問題なし (性能差はほぼ体感なし) |
| ハイオク指定車にレギュラー | △ | 走るが本来の性能は出ない |
| ガソリン車に軽油 | ✕ | エンジントラブルの可能性大 |
| ディーゼル車にガソリン | ✕ | エンジン破損リスクあり |
レギュラー車にハイオクを入れた場合
結論:まったく問題ありません。
ハイオクは「質が悪い燃料」ではなく、
レギュラーよりノッキング(異常燃焼)を起こしにくいガソリンです。
そのため、エンジンが壊れたり、調子が悪くなるといった心配は不要です。
ただし、パワーが上がったり、燃費が劇的に良くなるといったことも、ほとんどありません。
つまり「害はないけど、意味もあまりない」ということです。
ハイオク指定車にレギュラーを入れた場合
結論:すぐ壊れるわけではないが、推奨されない。
ハイオク指定車は、高圧縮比のエンジンやターボ付きエンジン、高回転型エンジンなど、構造的にノッキングが起きやすい設計になっています。
そのため、ノッキングを防ぐ性能を持つハイオクガソリンを前提に開発されています。
とはいえ、最近の車はエンジン制御がかなり賢くなっているため、
レギュラーガソリンを入れたからといって、すぐにエンジンが止まったり、即故障したりするケースはほぼありません。
ただし、制御によってエンジン性能が抑えられるため、
- 本来のパワーが出にくくなる
- 加速が鈍く感じる
- 燃費が悪化する
といった影響が出ることがあります。
つまり、うっかり一度だけなら大きな問題になりにくいが、常用するのはNG。
「緊急時は仕方ないけど、普段は指定どおりハイオクを入れる」と覚えておくと安心です。
ガソリン車に軽油を入れた場合(要注意)
結論:走らせないでください。
軽油はガソリンとは燃え方がまったく違う燃料です。
もし軽油を入れてしまうと、
- エンジンがかからない
- 途中で止まる
- 燃料系・エンジン内部にダメージ
といったトラブルにつながります。
特に注意したいのは、「気づかずにエンジンをかけて走ってしまうこと」
この場合、修理費が高額になるケースもあります。
間違えたと気づいたらエンジンをかけず、ロードサービスを呼ぶのが正解です。
ディーゼル車にガソリンを入れた場合(最も危険)
結論:エンジン破損のリスクあり。
ディーゼル車は、軽油が持つ潤滑性と圧縮着火を前提に設計されたエンジンです。
そのため、誤ってガソリンを入れてしまうと、本来必要な潤滑が行われず、燃料ポンプが損傷したり、エンジン内部が焼き付いてしまったりするなど、致命的なトラブルにつながる可能性があります。
特にディーゼルエンジンは構造上ダメージが大きくなりやすく、修理費が高額になるケースも少なくありません。
もしガソリンを入れてしまったことに気づいた場合は、エンジンをかけず、絶対に走行しないことが最重要です。
すぐに給油したスタンドやロードサービスへ連絡し、適切な対応を取りましょう。
間違えたときの共通ルール
最後に、覚えておいてほしい共通ルールです。
- ガソリン同士(レギュラー⇄ハイオク)は致命傷になりにくい
- ガソリンと軽油の混同は危険
- 気づいたらエンジンをかけない
- 自己判断で走らず、ロードサービスを呼ぶ
【迷ったらここをみて】給油口・車検証での見分け方

レギュラー・ハイオク・軽油を間違えて入れてしまう人の多くは、知識不足もあるんだけど、一番は給油口を見ていないだけです
実は、車には“正解”がちゃんと書いてあります。
給油口キャップを見る(いちばん確実)
まず一番かんたんで確実なのが、給油口キャップです。
多くの車では、キャップに次のような表示があります。
- 「レギュラー無鉛ガソリン」
- 「無鉛プレミアム(ハイオク)」
- 「軽油(DIESEL)」
この表示はメーカーが指定している燃料そのものなので、ここに書いてある燃料以外は入れない、が大原則です。
「よく分からないからとりあえずレギュラー」は、実は一番危ない判断なので注意してください。
給油口の内側ステッカーもチェック
キャップだけでなく、給油口を開けた内側にステッカーが貼ってある車も多いです。
こういった表記があれば、それが指定燃料です。
レンタカーやカーシェアで初めて乗る車は、
乗る前に必ず一度ここを見るクセをつけておくと安心です。
車検証でも確認できる
給油前にキャップを開けるのが不安な場合は、車検証でも確認できます。
車検証の「燃料の種類」という欄に、ガソリンか軽油のどちらかが必ず記載されています。
ただし「ガソリン」と書いてあっても、レギュラーかハイオクかまでは書かれていないことが多いので、
最終判断は給油口表示を優先しましょう。
【結論】結局どれを選べばいい?

- 指定されている燃料をそのまま入れる
- 迷ったら給油口キャップを見る
- 勝手に安い燃料に変えない
これだけ守れば、トラブルはほぼ防げます。
「どれでもいい」は存在しません。その車に合った燃料は1つだけです。
維持費との関係をどう考える?
たしかに、ハイオクはレギュラーより高い軽油はガソリンより安いという違いはあります。
でも、燃料代をケチって車を壊す方が、圧倒的に高くつくということは覚えておいてください。
維持費を下げたいなら、
- 燃費のいい車を選ぶ
- 走り方を見直す
- 無理に指定燃料を変えない
この順番で考えるのが正解です。
まとめ
- レギュラー・ハイオク・軽油はまったく別物
- 「軽油=軽自動車」は大きな勘違い
- 間違えるとエンジン故障のリスクあり
- 給油口キャップを見れば答えは書いてある
ガソリンの種類が分かるようになると、「給油が怖いイベント」から「ただの作業」に変わります。
初心者のうちにここを押さえておけば、もうスタンドで迷うことはありませんよ。