「そろそろクルマを手放したいけれど、どこで査定してもらえばいいのか分からない……」
そんなときに候補に上がりやすいのが、テレビCMや看板でもおなじみのガリバーの中古車査定です。
- 「ガリバーは本当に高く買い取ってくれるのか?」
- 「しつこい営業はないのか?」
- 「出張査定と店舗査定はどっちが良い?」
といった不安や疑問を持っている方も多いはずです。
この記事では、ガリバーの中古車査定サービスについて丁寧に解説します。
この記事でわかること
- サービスの仕組み・査定方法
- 申込み〜入金までの流れ
- メリット・デメリット
- ガリバーで高く売るコツ
- 向いている人・向いていない人
ガリバーの中古車査定とは?サービスの全体像
まずはガリバーという会社と、中古車査定サービスの基本から整理します。
ガリバー(株式会社IDOM)の概要
ガリバーは、中古車の買取・販売を全国規模で展開している大手チェーンです。
運営会社は 株式会社IDOM(旧社名:株式会社ガリバーインターナショナル)で、
全国に多くの店舗網を持ち、国産車・輸入車問わず幅広く取り扱っています。
特徴としてはこんな感じ。
- 中古車買取だけでなく、自社販売も大きな柱
- ミニバン・SUV・輸入車などジャンル特化の店舗も展開
- 買取した車を自社販売・オークションなど複数ルートで流通
「クルマを買い取るだけ」の会社ではなく、
仕入れて売るまで一気通貫で行う中古車流通の店というイメージです。
ガリバー中古車査定サービスの種類
ガリバーの中古車査定には、主に次の3パターンがあります。
- 店舗査定 … 店舗にクルマを持ち込んでその場で査定
- 出張査定 … スタッフが自宅や職場まで来て査定
- オンライン(WEB)査定 … 車両情報を入力して概算額を確認
表にまとめると、こんな感じ。
表1:ガリバー査定方法の比較
| 査定方法 | 申込み〜査定の流れ | メリット | デメリット |
| 店舗査定 | 予約 → 店舗に来店 → 査定 → 金額提示 | 直接相談しやすい/ 在庫車も見られる | 店へ行く手間がかかる |
| 出張査定 | 予約 → 自宅等で査定 → 金額提示 | 家族と一緒に確認できる/移動が不要 | 訪問日時の調整が必要 |
| オンライン査定 | WEBフォームに入力 → メールや電話で概算額の連絡 | とりあえず 相場だけ 知りたいときに便利 | 正式な金額ではない /現車確認が必須 |
最初はオンライン査定や電話で概算を聞いて、
納得できそうなら店舗・出張の本査定につなげる流れが一般的かな。
ガリバー中古車査定の流れを図解で解説
「実際に申し込むとどう進むのか?」をイメージしやすいように、
ガリバー中古車査定の流れを図解してみました。
ざっくり全体像(フロー図イメージ)
図解:ガリバー査定の基本フロー
- 申込み
↓ - 日時・方法の調整(店舗 or 出張)
↓ - 査定(30分〜1時間程度が目安)
↓ - 査定額の提示
↓ - 売却するかどうかの判断
↓ - 契約・書類手続き
↓ - 車の引き渡し・入金
それぞれの部分をもう少し詳しく見ていきます。
ステップ1:査定申込み
- 公式サイトのフォーム
- 電話
- 店舗に直接来店(予約推奨)
いずれかの方法で、車種・年式・走行距離・連絡先などを伝えます。
ステップ2:査定方法・日時の調整
- 店舗で査定するか
- 自宅などに来てもらう出張査定にするか
を選びます。
忙しい方や小さなお子さんがいる家庭なら、出張査定のほうがラクな場合が多いです。
ステップ3:現車査定(チェックポイント)
査定では主に次のようなポイントがチェックされます。
表2:査定でチェックされる主な項目
| 項目 | 内容の例 |
| 外装 | 傷・へこみ・塗装の状態、修復歴の有無 |
| 内装 | シートの汚れ・破れ、臭い、使用感 |
| 走行距離 | 年式に対して走行距離が多いか少ないか |
| タイヤ・足回り | 溝の残り具合、ホイールの傷 |
| 装備 | ナビ・ETC・ドラレコ・オプション装備など |
| メンテ履歴 | 点検記録簿・交換歴など |
ここでのチェック内容をもとに、
最新の中古車相場や、自社販売の需要を考えて査定額が決まります。
ステップ4:査定額の提示と交渉
査定が終わると、その場で買取価格が提示されます。
査定額に納得すれば、そのまま契約手続きへ。
迷う場合は「一旦持ち帰って検討します」でOK
他社の査定額を持っていれば、
「他社では○○万円だったのですが…」 と相談すると、上乗せしてもらえるケースもあります。
ステップ5:契約〜入金まで
売却を決めたら、次のような流れになります。
- 必要書類の確認(印鑑証明書・車検証・自賠責証書など)
- 売買契約書の締結
- 車両の引き渡し
- 買取代金の入金(銀行振込が一般的)
ローン残債が残っている場合も、
ガリバー側で一括返済の手続きを代行してくれるケースが多いです。
ガリバー中古車査定のメリット
ここからは、ガリバーの査定サービスを利用するメリットです。
メリット1:知名度と店舗数による安心感
ガリバーは中古車買取業界でも知名度が高く、
全国に多くの店舗を展開しています。
という点は、やはり大手ならではの強みです。
メリット2:査定方法が豊富でライフスタイルに合わせやすい
と、自分の都合に合わせて選べるのは便利です。
「とりあえず価格感だけ掴みたい」という段階でも使いやすいサービスと言えます。
メリット3:自社販売力があるため、高価買取が狙いやすい車種も多い
ガリバーは買取だけでなく、中古車販売にも力を入れています。
人気車種や市場で需要が高いグレードやカラーといった売りやすい車であれば、
「多少高く買い取っても、すぐに売れる」と判断しやすいため、
査定額に上乗せが期待できるケースもあります。
メリット4:売却と次の車探しをまとめて相談できる
ガリバーは「クルマ買取」と「中古車販売」を一体で行っているため、
「今の車を売って、そのまま次の車をガリバーで買う」といった相談がしやすいです。
引越しや家族構成の変化で、
「ミニバンからコンパクトカーに乗り換えたい」
「セダンからSUVにしたい」といったときに
売却+購入をトータルで見ながら提案してもらえるのは大きなメリットです。
乗り換え手続きが楽!
ガリバー中古車査定のデメリット・注意点
一方で、ガリバーに査定を依頼する際の注意点も正直に見ておきましょう。
デメリット1:1社だけの査定だと「相場より安くても気づけない」
これはガリバーに限らず中古車買取全般に言えることですが、
1社だけで査定して即決してしまうと、相場から見て安くても分からないというリスクがあります。
同じ車でも、
販売したい店舗の在庫状況やその時点の相場によって査定額は変わります。
「ガリバーだけで決める」というより、「ガリバーを含めて2〜3社は比較する」という持って生き方がオススメ!
デメリット2:電話・営業連絡を「多い」と感じる人もいる
査定後、売却を迷っていると、
査定額の再提示や「その後いかがですか?」という確認電話などが入ることがあります。
しっかり、じっくり検討したい側からすると、
「少し頻度が多い」と感じる人もいるかもしれません。
その場合は、
「他社で売却が決まったので、今後のご連絡は不要です」
と、はっきり伝えると落ち着きやすいです。
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デメリット3:査定額は店舗や担当者によってブレることも
ガリバーは大手とはいえ、最終的な査定額には
店舗の在庫状況、担当者の経験値、その時期の販売目標なども影響します。
同じガリバーでも、
店舗やタイミングによって査定額が異なることは十分あり得ます。
近くに複数店舗がある場合、
- A店とB店を両方査定して比較する
- 他社の査定額を見せて、条件改善を相談する
といったひと手間をかけることで、より良い条件を引き出せることも多いです。
ガリバーで中古車を高く売るための実践テクニック
ここからは、実際にガリバーで査定を受けるときに
買取額を少しでもアップさせるためのコツをまとめます。
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査定前に「最低限の見た目」を整える
- 洗車して汚れを落としておく
- 車内のゴミや不要物を片付ける
- 灰皿やマットのホコリを軽く掃除する
プロの査定士は汚れの下にある傷も見抜きますが、
「丁寧に使われてきた車」という印象は査定額にも影響します。
ピカピカに磨き上げる必要まではありませんが、
最低限の清掃はしておいたほうが無難です。
メンテナンス記録・純正パーツをそろえておく
査定時には、以下のようなものもプラス評価になりやすいです。
- 点検記録簿・整備手帳
- 純正ホイール・マフラー(カスタムした場合)
- 取扱説明書・保証書
- スペアキー
「きちんとメンテナンスされてきた車」は、
次のオーナーが安心して乗れるため、再販時も人気が高くなります。
複数社の査定額を「比較材料」として持っておく
ガリバー1社に査定を依頼する前に、
他の大手買取店や地元の中古車店など、2〜3社の査定額を持っておくと、交渉材料として使えます。
「別の会社では○○万円と言われたのですが、
それ以上は難しいでしょうか?」
と聞くだけでも、
数万円単位で上乗せされるケースは珍しくありません。
売る時期も意識する
3月(決算期)や9月前後などは、各社が買取台数を伸ばしたい時期と言われます。
また、車検まであとどのくらい残っているかによっても評価は変わります。
- 車検が1年以上残っている → プラス要素
- 車検間近・切れている → 買う側にとって負担が大きくマイナスになりやすい
売却時期を半年〜1年単位で調整できるなら、
車検が残っているうちに売ることも検討材料になります。
ガリバー中古車査定が向いている人・向いていない人
最後に、ここまでの内容を踏まえて、
ガリバー査定に向いている人・そうでない人を整理します。
ガリバーが向いている人
- 大手の安心感がある会社にまず相談したい
- 近くにガリバー店舗があり、対面で相談したい
- 出張査定で自宅まで来てほしい
- 売却と次の車探しをまとめてお願いしたい
- 一括査定の電話ラッシュは避けたい
こういった方は、「まずガリバーで査定して基準を作る」のは良い選択肢です。
ガリバーだけでなく、他社比較も強くおすすめしたい人
- 1円でも高く売ることが最優先
- 多少の電話や日程調整は気にならない
- 交渉もそこまで苦ではない
このタイプの方は、
- ガリバー
- 他の大手買取店
- 一括査定サイト経由で数社
といった形で比較したほうが、結果的に満足度は高くなりやすいです。
まとめ:ガリバーの中古車査定は「大手で最初に当てておく1社」として有力
この記事のポイントを最後に整理します。
- ガリバーは中古車買取・販売を全国展開する大手で、 知名度・店舗数・自社販売力が大きな強み。
- 査定方法は「店舗・出張・オンライン」と豊富で、 ライフスタイルに合わせて利用しやすいサービス。
- 人気車種や状態の良い車であれば、 自社販売を前提に高価買取が狙えるケースもある。
- 一方で、1社だけで即決すると相場から見て安くても気づけないリスクがあるため、 2〜3社の比較はしておいた方が安心。
- ガリバーで少しでも高く売るには、 「最低限の清掃」「記録簿や純正パーツの用意」「他社査定額を材料にする」 といった基本の一手間が効く。
「まずは大手で安心できるところに相談したい」
「売却と乗り換えをまとめて考えたい」
という方にとって、ガリバーの中古車査定は有力な選択肢と言えます。
あとは、車の状況や優先順位(とにかく高く売りたいのか、手間を減らしたいのか)に合わせて、
ガリバー+他社比較をうまく組み合わせていけば、納得のいく売却につながりやすくなります。
\大手の安心感/