はじめて車を買うときって、ワクワクもあるけど、不安半分ですよね。
- 「どの車が自分に合っているんだろう?」
- 「新車と中古車、結局どっちがいいの?」
- 「ローンとか保険とか、正直ややこしそう…」
こんなモヤモヤを抱えたままお店に行くと、
営業マンのペースで話が進んでしまって、気づいたら「よく分からないまま契約していた…」ということもあります。
結果満足できたらいいんだけど、それで後悔するのは嫌だよね
でも、安心してください。
車を買うときに必要なのは、難しい専門知識ではなく大まかな流れを知っていることです。
この記事を読めばバッチリです。
この記事でわかること
- 初めて車を買うときの全体の流れ(10ステップ)
- 新車・中古車どちらにも共通する「失敗しない考え方」
- 年収や家計から見たムリのない予算の決め方
- ディーラー・中古車販売店・カーリースの違いと使い分け
- 契約までに必要な書類の一覧と準備のコツ
- 「買ってから後悔しがちなパターン」と、その避け方
- みんな「車の正しい買い方」を習っていない
- 全体像:車を買うときの10ステップ
- ステップ①:最初に「予算の上限」を決める
- ステップ②:使い方から「必要な車のイメージ」を固める
- ステップ③:新車・中古車・カーリースの方向性をざっくり決める
- ステップ④:お店を選ぶ(ディーラー・中古車販売店・サブスク)
- ステップ⑤:見積もりを取りながら候補を2〜3台に絞る
- ステップ⑥:試乗・現車確認で「生活に合うか」をチェック
- ステップ⑦:支払い方法(現金・ローン・残クレ・リース)を最終決定
- ステップ⑧:契約&必要書類の準備
- ステップ⑨:納車までに保険・駐車場・オプションを整える
- ステップ⑩:納車当日のチェックと、納車後1ヶ月の見直し
- よくある失敗パターンと、その避け方
- Q&A:初めて車を買う人からよく出る疑問
- まとめ:10ステップをなぞれば「はじめての車購入」でも怖くない
みんな「車の正しい買い方」を習っていない

運転免許は教習所でしっかり教わりますが、「車の買い方」って誰も教えてくれないですよね。
その結果、こんな声がたくさん出てきます。
- 「買うときの流れをちゃんと分かっていなくて、後悔した」
- 「目の前の値引き額だけに気を取られて、トータルでは損していた」
具体的には、こんなパターンが多いです。
- 勢いで契約してしまって、あとで支払いがキツくなる
- 子どもが生まれてから「サイズを間違えた」と気づく
- 保険や税金、駐車場などの維持費まで計算に入れておらず、家計が圧迫される
そこで今回は「そもそも、車を買うときはどんな順番で進めればいいのか?」というテーマに絞って、整理していきます。
全体像:車を買うときの10ステップ

まずはゴールまでの道のりを、ざっくりつかみましょう。
車を買う時の10ステップ
- 予算の上限を決める
- 使い方から「必要な車のイメージ」を固める
- 新車・中古車・カーリースの方向性を決める
- お店(ディーラー・中古車販売店・リース会社)を選ぶ
- 見積もりを取りながら候補を2〜3台に絞る
- 試乗・現車確認で「本当に生活に合うか」をチェック
- 支払い方法(現金・ローン・残クレ・リース)を最終決定
- 契約&必要書類の準備
- 納車までに保険や駐車場などを整える
- 納車当日のチェックと、納車後1ヶ月の見直し
ここから先は、詳しくつずつ解説していきます。
ステップ①:最初に「予算の上限」を決める

【結論】車選びは「どの車がカッコいいか」より前に、
「いくらまでなら無理なく払えるか」を先に決めた方が失敗しにくいです。
すでに欲しい車種が決まっている人も、
まずは冷静に「予算の上限ライン」を決めるところから始めましょう。
見積もりは、オプションやローンの組み方次第でいくらでも膨らむからです。
「気づいたら最初のイメージより100万円くらい高くなっていた…」
というのは本当によくある話です。
年収・家計・他のローン状況から自分の上限ラインを決めておくと、
営業トークに振り回されにくくなります。
年収から見たざっくり目安
あくまで「目安」ですが、一般的には次のようなラインがよく使われます。
| 指標 | 目安 |
|---|---|
| 車両購入費(現金+ローン) | 年収の50%以内 |
| ローンの借入金額 | 年収の30〜40%以内 |
| 「かなり安心」なライン | 年収の20〜30%程度 |
(例)年収400万円なら…
- かなり安心:80〜120万円台
- ほどよく余裕:120〜150万円前後
- 攻めたライン:200万円近辺
「月々いくらなら平気か」から逆算する
より現実的でおすすめなのは、次のやり方です。
- 家計簿アプリや通帳をみる
- 「今の生活を変えずに、毎月いくらまでなら車に回せるか」を決める
- その金額から、車両価格やローンの回数を逆算する。
例えば…
- 毎月、車関連に使えるお金:3万円
- ローン 2万円
- ガソリン・駐車場・保険・税金などで 1万円
この「毎月3万円」を超えそうな見積もりになってきたら、
- 車種を一つ下のクラスにする
- オプションを減らす
- ローン期間を見直す
など、どこかで調整するイメージです。
「もう欲しい車種がある」場合の考え方
とはいえ、すでに「この車に乗りたい!」という候補が決まっている人の方が、多いと思います。
その場合は、
- まずはその車でざっくり見積もりを取る
- 「さっき決めた予算の上限」と比べてみる
- 超えている場合は、不要なオプションを外したり、グレードを1つ下げていく
それでもキツいなら、「同じクラスの中古車」も候補にした方がいいよ
「少し背伸びした車」を買うと、確かにテンションは上がります。
ただ、毎月の支払いで常にギリギリ…という状態が続くと、せっかくのドライブも楽しめません。
個人的なおすすめは、ちょっと物足りないかな?くらいの予算感にしておくこと。
その余裕があるからこそ、
ガソリン代や高速代を気にしすぎずに乗れたり、たまの家族旅行にも回せたりと、
トータルでの満足度が上がりやすいと感じています。
支払い方法ごとの特徴は、こちらで詳しく書いています。
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ステップ②:使い方から「必要な車のイメージ」を固める

【結論】最初に決めるべきなのは「車種名」ではなく「使い方」です。
すでに車種候補がある人は、
「その車が、自分の使い方・予算に本当に合っているか?」
をここで一度チェックしておくのがおすすめです。
その理由は、生活スタイルによって、必要な条件がまったく変わるからです。
- 通勤メイン → 燃費・駐車のしやすさ・走行距離
- 子どもの送迎 → スライドドア・乗り降りのしやすさ・チャイルドシートの置きやすさ
- アウトドア・キャンプ → 荷室の広さ・4WD・最低地上高
- 都市部での利用 → コンパクトさ・小回り・駐車場の高さ制限 など
同じ車種でも、「独身で通勤メイン」の人、「子ども2人で毎日送迎」の人では、必要な広さや装備がまったく違います。
車種が決まっている人向けのチェック観点
すでに「この車がいいな」と決めている場合は、次の3つだけでも確認しておくと安心です。
- 予算とのバランス
- ステップ①で決めた「上限ライン」を大きく超えていないか
- グレードやオプションを足しすぎていないか
- サイズと使い方の相性
- 駐車場にちゃんと入るか(高さ・幅・長さ)
- 家族構成と荷物の量に対して、室内・荷室は足りそうか
- 将来の予定とのギャップ
- 近い将来、子どもが増える予定はないか
- 通勤環境が変わりそう(転職・引っ越しなど)ではないか
「今の生活」と「2〜3年後の生活」の両方をイメージしながら、候補の車を見てみてください。
条件整理のミニシート(コピペ用)
スマホのメモやノートに、こんな感じで書き出してみてください。
車の使い方…
・主な用途:
(例)通勤 / 買い物 / 子どもの送迎 / レジャー / 帰省 など
・1回の移動でよく乗る人数:
(例)大人2人+子ども2人
・年間走行距離のイメージ:
(例)通勤で週5日 × 片道15km → 年間◯kmくらい
・よく走る場所:
(例)街中・高速が多め / 山道が多い など
・どうしても外せない条件:
(例)スライドドア必須 / 最低でも5人乗り / 4WD など
・できれば欲しい条件:
(例)クルーズコントロール / 360度カメラ / 黒系の内装 など
このメモは、
まだ車種が決まっていない人なら「候補を絞るための軸」になり、
すでに車種が決まっている人には「その車が本当に合っているかのチェックリスト」になります。
このメモを持ってお店に行くと、
「なんとなく良さそう」ではなく
「自分の条件に合っているか」で車を見られるようになります。
営業さんにも希望が伝わりやすいので、一石二鳥です。
ステップ③:新車・中古車・カーリースの方向性をざっくり決める

まだ「仮決め」でOKです。
どの方向で探すかだけ決めておくと、お店選びがかなりラクになります。
3つの選択肢を一気に比較
| 選択肢 | 向いている人 | 主なメリット | 主なデメリット |
|---|---|---|---|
| 新車購入 | 長く乗る/最新装備が欲しい人 | 好きなグレード・色・オプションが選べる。保証も手厚い | 価格が高め・納期が長くなることもある |
| 中古車購入 | 予算を抑えたい/数年で乗り換えたい人 | 同じ予算でワンランク上の車が狙える。納車が早いことが多い | 状態の見極めが必要・当たり外れがある |
| カーリース系 | 頭金なし・月額を安定させたい人 | 税金・車検込みの定額。家計管理がしやすい | 走行距離制限や中途解約などの制約がある |
「とりあえず新車」「とりあえず中古」と決めてしまう前に、
一度カーリースも含めて並べてみると、
自分に合う払いやすさが見えやすくなります。
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ステップ④:お店を選ぶ(ディーラー・中古車販売店・サブスク)

お店選びは、「値引き額」より「信頼できるか」を優先した方が、結果的に得しやすいです。
主なお店の種類と特徴
| 種類 | 特徴 |
|---|---|
| メーカー系ディーラー | 新車メイン。メーカー直系で保証・アフターサービスが手厚い。値引きは渋めなことも。 |
| 大手中古車販売店 | ガリバーなど。在庫が多く、保証が充実していることが多い。 |
| 地域の中古車店 | 近所で相談しやすい。お店ごとに品質・対応の差が大きい。口コミチェック必須。 |
| カーリース専門店 | 月額重視の人向け。WEB完結型も増えている。 |
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店選びで迷ったら、
- 自宅or職場から通いやすい
- Googleマップなどの口コミが高い
- 話を聞きに行ったときの「説明の丁寧さ」
この3つを基準に、2〜3店舗ピックアップして比較するのがおすすめです。
ステップ⑤:見積もりを取りながら候補を2〜3台に絞る
最初から1台に決めようとせず、「候補2〜3台+見積もり」で
冷静に比べる方が失敗しにくいです。
見積もりの中身をざっくり理解する
新車・中古車どちらも、見積もりの基本構成はほぼ同じです。
- 車両本体価格
- メーカー・ディーラーオプション
- 税金・登録手数料などの諸費用
- ローンを組む場合の金利・支払回数・総支払額
ここで必ず見てほしいのは、
- 総支払額(全部でいくら払うのか)
- 月々の支払いと回数(◯年ローンか)
- よく分からないオプションが入っていないか
です。
“月々いくら”だけでなく、“総額いくら”でも必ずチェックしておきましょう。
ステップ⑥:試乗・現車確認で「生活に合うか」をチェック

カタログやネットの評判だけで決めず、必ず自分の体でチェックする時間をつくった方がいいです。
試乗・現車確認で見るポイント
次のような項目は最低限見ておきたいところです。
- 運転席
- シートの高さ・座り心地
- ハンドルとペダルの位置関係
- 前方・斜め前の死角の少なさ
- 室内
- 後部座席の足元スペース
- 天井の高さ
- チャイルドシートを置いたときのスペース感
- 荷室(トランク)
- ベビーカーやキャンプ道具が積めそうか
- 段差の有無・荷物の出し入れのしやすさ
- 走り
- 加速したときのフィーリング
- ブレーキの効き具合
- 段差を乗り越えたときの揺れ方・静粛性
中古車ならこれに加えて、
- 外装のキズ・へこみ
- タイヤの溝
- 室内のにおい・汚れ
- メンテナンス記録(点検記録簿)の有無
もチェックしておきたいところです。
「見た目が好き」で選ぶのも大事ですが、
運転するときの“しっくり感”は、数字では分かりません。
10〜15分でいいので、試乗と現車チェックの時間を必ず取りましょう。
ステップ⑦:支払い方法(現金・ローン・残クレ・リース)を最終決定

「どの方法が一番お得か?」よりも、「自分のライフプランに合っているか」で選ぶのが結果的にお得です。
主な選択肢とざっくり特徴
- 現金一括: 金利ゼロでトータルは最も安くなるが、手元資金が減る
- 銀行系マイカーローン :金利低めだが、審査に時間がかかることも
- ディーラーローン・残価設定ローン :審査や手続きが早く、月額を抑えやすいが、総額は高くなりがち
- カーリース・サブスク :税金や車検込みで月額が分かりやすく、家計管理しやすい。中途解約や走行距離に制限がある
運営者コメント
3〜5年後の自分をイメージしてみて、その車にまだ乗っていたいのか乗り換えたいのか考えてみましょう。
ここがハッキリすると、残クレ・リース・通常ローンのどれが合うかも見えやすくなります。
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ステップ⑧:契約&必要書類の準備

必要書類を早めに把握しておくだけで、納車までのスピードとストレスがまったく違います。
普通車の購入に必要な書類(代表例)
普通車の購入では、だいたい次の書類が必要です。
| 書類名 | 誰が用意するか | ざっくり役割 |
|---|---|---|
| 運転免許証 | 購入者本人 | 本人確認 |
| 実印 | 購入者本人 | 契約や登録で使用 |
| 印鑑証明書(発行3ヶ月以内が多い) | 購入者本人(市役所など) | 実印が本人のものだと証明 |
| 車庫証明(自動車保管場所証明書) | 購入者 or 販売店代行 | 駐車スペースがあるかの証明 |
| 車検証 | ディーラー・販売店 | 車両情報の登録 |
| 自賠責保険証 | ディーラー・販売店 | 強制保険の証明 |
| 委任状 | ディーラー・販売店 | 登録などを代わりに行うため |
軽自動車の場合
軽自動車は少し条件がやさしくなります。
- 実印ではなく認印でOKな場合が多い
- 印鑑証明書の代わりに住民票が必要
- 一部地域のみ「保管場所届出」が必要
事前にやっておくとラクなこと
- まだ印鑑登録をしていない場合は、早めに市区町村で登録
- 車庫証明の申請方法を販売店に確認(代行の有無・費用)
- 引っ越し直後の人は、「住所変更が必要なもの」を一覧で確認
印鑑証明と車庫証明で足止めを食らいがちです。
契約前後でバタバタしないように、「どの書類がいつ必要か」は早めに聞いておきましょう。
ステップ⑨:納車までに保険・駐車場・オプションを整える

納車までの“ひと手間”で、納車当日からかなり快適にスタートできます。
やっておきたい準備
- 任意保険の内容チェック&見積もり
- 対人・対物は無制限が基本
- 新車や高年式車は車両保険も検討
- ネット型保険も含めて比較してみると、数万円単位で差が出ることも
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- 駐車場の契約・見直し
- 新しい車が今の駐車場に入るか(幅・奥行き・高さ)
- 引っ越し予定があるなら、そのタイミングも含めて相談
- ドラレコ・ETC・チャイルドシートなど
- ディーラーオプションでつけるか
- 後付けでつけるか(工賃や料金を比較)
納車してから「ドラレコどうしよう…」と悩む人は多いです。
セイビー(Seibii)などの出張取付サービスもあるので、焦る必要はないけど納車のときついてたらラクだよ。
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ステップ⑩:納車当日のチェックと、納車後1ヶ月の見直し

納車当日は「うれしい日」ですが、同時に「確認の日」でもあります。
納車当日にチェックしたいポイント
中古車購入の解説などでも、納車時のチェックは大事とされています。
- ボディに大きなキズ・へこみがないか
- 中古車なら、説明されていた以上の汚れや破れがないか
- 頼んでいたオプション(ナビ・ドラレコ・ETCなど)がちゃんと付いているか
- ライト・ウインカー・ワイパーなど、基本装備が正常に動くか
可能であれば、営業さんと一緒にチェックして、気になるところがあればその場で相談しておくと安心です。
納車後1ヶ月でやってほしいこと
- 実際の燃費を計算してみる
- 通勤・送迎・買い物など、いつもの使い方で困る点がないかメモするか覚えておく
- 任意保険の補償内容をもう一度眺めて、「不要な特約」「足りない補償」がないか確認する
購入前の「想像」と、実際に1ヶ月乗ってみた「現実」は、良くも悪くもギャップが出ます。
そのギャップをメモしておくと、次の乗り換えのときに失敗しにくくなります。
よくある失敗パターンと、その避け方

失敗①:月々の支払いだけ見て、総額を見ていなかった
「月々◯万円ならいけるかも」と思ったら、 実はボーナス払い込みの総額がかなり高くなっていたパターン。
回避策:見積もりでは「総支払額」も必ずチェックして見積もり結果の月々にボーナス払いが含まれていないか確認する
失敗②:見た目だけで選んで、使い勝手で後悔
デザイン重視で選んだら、 「駐車場からはみ出る」「荷物が全然載らない」など、生活と合わないケース。
【回避策】ステップ②の「使い方メモ」を作ってからお店に行き、試乗や現車確認で、「いつもの使い方」を想像しながらチェックする
失敗③:新車・中古・リースの比較をしなかった
- 新車の見積もりだけ見て、「高いから無理」とあきらめてしまう
- 実は、中古車やカーリースを組み合わせると、同じ予算でもっと選択肢があったパターン。
回避策:一度は「新車・中古車・カーリース」の3つを同じ条件で比較してみる
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Q&A:初めて車を買う人からよく出る疑問

Q1. 新車と中古車、結局どっちがいいんですか?
- 7〜10年くらい長く乗るつもり → 新車寄り
- 3〜5年で乗り換える前提 → 中古車 or リース寄り
「走行距離・年式・修復歴・保証」を見れば、リスクをかなり抑えられます。
Q2. 年収がそれほど高くないけど、車を買っても大丈夫?
一般的な目安は
- 車の購入費用:年収の50%以内
- ローンの借入額:年収の30〜40%以内
と言われていますが、これはあくまで目安です。
大事なのは、
- 毎月の生活費
- 他のローン(住宅・教育など)
- 貯金・将来の予定(結婚・出産・転職予定…)
を踏まえて、「毎月いくらまでならストレスなく払えるか」から逆算することです。
Q3. 書類を全部自分でやるのは難しいですか?
新車でも中古車でも、 ディーラーや販売店が多くの手続きは代行してくれます。
購入者が自分で準備するのは、
- 実印+印鑑証明(普通車)
- 住民票(軽自動車)
- 車庫証明(地域による)
など、実はそこまで多くありません。
分からなければ、「必要な書類の一覧をください」とお店にお願いするのが一番早くて確実です。
まとめ:10ステップをなぞれば「はじめての車購入」でも怖くない

流れを知っていれば、車の購入はそこまで難しくない
車を買うときの基本的な流れは 新車も中古車も大きくは変わりません。
- 予算決め
- 条件整理
- お店選び
- 見積もり
- 試乗
- 支払い方法を検討
- 書類を用意する
- 納車
失敗の多くは知らないまま進めたことから生まれる
- 月々の支払いだけで決めてしまう
- 見た目だけで選んでしまう
- 必要書類や保険をギリギリまで考えていない
こういった失敗は、今回の10ステップを頭に入れておくだけで、かなり防げます。
今回の10ステップは「次の一台」にも使える
車は一生で一度ではなく、何度も「買う → 乗る → 売る(乗り換える)」を繰り返すものです。
今回の10ステップは、1台目の「初めての車」にも、2台目・3台目の「ライフステージに合わせた車」にも、どちらにも、そのまま使えます。
「そろそろ車が必要かな」と思ったときに、いつでも戻ってこられるようにブックマークしておきましょう!
今回の記事は、あえて「買うときの流れ」に絞りました。
もっと深く勉強しておきたい方は、
次のあたりを一緒に読んでおくと、かなり安心して動けるはずです。